娘と二人で100円ショップに行った日
買ったのは5点
その中に娘が欲しがったお菓子もあった
娘はそれを自分でレジ台に置き
店員さんもちゃんとスキャンして袋に入れてくれた
店を出てしばらくして娘が「これ、自分で持ちたい」
と言うので袋から取り出して渡した
電車で帰宅途中家の近くで買い忘れに気づき
スーパーに寄った。買い物を終えて出口へ向かうと
突然店員さんに呼び止められた。
「それ、会計してませんよね?」
指さしたのは、娘がずっと手に持っていたお菓子
私は慌てて説明した
「すみません、これは別のお店で買ったんです」
でも、店員さんは冷たい声で言い放った
「嘘はいいので、こちらに来てください」
そして娘の手からお菓子を取り上げた
……その瞬間、店員さんの表情が一変した
お菓子の裏、バーコードの上には
「お買い上げ済み」のダイソーのシールがしっかり貼られていたからだ
何度も謝られた
だけど私も万引きと誤解されるような状況を作ってしまったことに申し訳なさを感じた。
ふと気づく。——あの時、私は
「シールを貼ってください」と頼んでいなかった。
それなのに100円ショップの店員さんは
娘が自分でレジに出したそのお菓子だけに
わざわざシールを貼ってくれていた
他の商品には貼られていなかったのに
あの配慮がなければ、私はもっと深く疑われ
娘も傷ついていただろう
滅多に行かない店だけど次に行った時あの店員さんに
必ずお礼を言おうと心に決めている
世の中には、目立たないけれど人を守るための
“ひと手間”を惜しまない人がいる。
その一枚の小さなシールが、私たち親子を救ったのだ
転載記録
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